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話題のダンス×最新デジタル技術の没入型パフォーマンスを詳しく解説

投稿日:2023年10月17日
更新日:2024年1月11日

こんにちは!東京ダンススクールの酒井光秀です。

すっかり秋になってきて、これから街も色づいていきそうですね。

皆さんは、没入型パフォーマンスというものをご存知でしょうか?

実はこれ、今話題のダンスパフォーマンスなんです。

最大の魅力は、デジタル技術とリアルダンサーのパフォーマンスが交錯する、新感覚の空間体験が出来るという事なのですが、これだけ聞いても何のこと?となりますよね。

ご安心ください!今回は、話題のダンス×最新デジタル技術の没入型パフォーマンスを詳しく解説していきます。

没入型パフォーマンスとは

まずは、没入型パフォーマンスについて解説していきます。

没入型パフォーマンスとは、伝統的な劇場における出演者と観客の関係を打破し、観客が俳優とのやり取りを通じて舞台と一体化するものだそうです。

また、演技やパフォーマンスの中で、観客や参加者を作品や世界に没入させることを目指した手法やスタイルのことを指します。

そのため、没入型パフォーマンスでは、観客や参加者は単なる観察者ではなく、作品の一部になり、身体的な体験や感情の共有を通じて作品に参加し、体験することが求められます。

お互いに1つになっていくということですね。

この手法は、観客や参加者が作品やパフォーマンスにもっと深く関わりたいという欲求に応えるために使われることがあります。例えば、没入型演劇では、観客が舞台に入り込んで演技者と一緒に行動することが求められたり、インタラクティブな要素が導入されることがあります。

没入型パフォーマンスは、参加者にとってより身近な感じやよりリアルな体験を提供することができるため、人々の関心を引きつけることが多いです。また、没入型パフォーマンスは、観客や参加者が作品やパフォーマンスに共感しやすく、自身の経験や感情とリンクさせることができるため、より強いインパクトを与えることができると言われています。

つまり、出演者と観客の距離感が近くなるという事ですね。

没入型パフォーマンスはどこで体験できる?

では、この没入型パフォーマンスはどこで体験できるのか、ご案内致します。

2023年10月6日、東京港区に「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」がオープンしたそうです。

この虎ノ門ヒルズ ステーションタワーは、地上49階建て、高さ約266m、日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅と一体的に開発した多用途複合の超高層タワーのようです。

こちらのタワーの最上部に設置されるギャラリーやホールなどの情報発信拠点「TOKYO NODE(東京ノード)」で、海外でも高い評価を得ているクリエイティブ集団「Rhizomatiks(ライゾマティクス)」と、人気女性ダンスカンパニー「ELEVENPLAY(イレブンプレイ)」による開館記念企画

「Syn:身体感覚の新たな地平 by Rhizomatiks×ELEVENPLAY」

が開催されます。

最新のMR(複合現実)技術で演出された24人のリアルなダンサーのパフォーマンスが、舞台と客席の垣根なく繰り広げられる没入型のエンターテイメントだそうで、まさに最新のダンスパフォーマンスと言えそうです。

こちらは、11月12日まで開催しているそうなので、是非行かれてみてはいかがでしょうか。

没入型パフォーマンスの歴史

それでは、この没入型パフォーマンスの歴史をみていきましょう。

没入型パフォーマンスは、20世紀後半から現代に至るまで進化してきたパフォーマンスの形態だそうです。意外と前からあるのですね。以下、没入型パフォーマンスの歴史の一部をご紹介します。

1960年代~1970年代の没入型パフォーマンス

フルクサスやオノ・ヨーコなどのパフォーマンスアーティストたちは、身体的な体験や参加を重視し始めました。彼らの作品は、観客の参加や相互作用、パフォーマーと観客の身体的な接触を通じて新しいエネルギーや共感を創出することを目指していました。

オノ・ヨーコさんと言えば、世界的ロックバンドビートルズのメンバージョンレノンさんの奥様として有名ですね。

1980年代~1990年代の没入型パフォーマンス

インタラクティブな技術や仮想現実の発展に伴い、没入型パフォーマンスはさらに進化しました。

例えば、観客が目の前のスクリーンやディスプレイを通じて作品に直接参加することができるようになりました。また、舞台装置や照明効果もより没入感を高めるために活用されました。

2000年代以降の没入型パフォーマンス

近年では、没入型パフォーマンスがますます多様化しています。仮想現実技術や拡張現実技術の発展により、観客は自分自身を作品の中に置かれたような感覚で体験することができるようになりました。また、身体的なパフォーマンスとデジタルテクノロジーを組み合わせた作品も増えています。先程の虎ノ門ヒルズステーションタワーのイベントもそうですね。

没入型パフォーマンスの歴史は、時代とともに進化してきましたが、その根底には観客の参加や体験に焦点を当てるという共通点があります。観客とパフォーマーの関係がより対話的で参加型になることで、より豊かな芸術体験が生まれるとされています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

没入型パフォーマンスを初めて知られた方も多いかもしれませんが、没入型パフォーマンスとは、出演者と観客の距離感が近くなる演出ということですね。

この没入型パフォーマンスは、東京港区の虎ノ門ヒルズステーションタワーにて、11月12日まで開催されております。

歴史については、1960年代からご紹介しました。

この記事は、東京ダンススクールリアンの寺井光秀が作成しました。

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